SONY h.ear go SRS-HG1はついにBoseを超えたか?
これは未来の音楽の聴き方か?
そんな新しい機能が搭載された
Bluetoothスピーカーです。
SONY h.ear go『SRS-HG1』
h.earシリーズという
ソニーのハイレゾ音源を楽しむシリーズの新製品で、
「世界最小のハイレゾ対応スピーカー」
というウリですが、
このSONY SRS-HG1は
単にBluetoothスピーカーとしても
かなり強力な製品です。
くわしくは続きで。
スペックと音質は別次元
SONY SRS-HG1(h.ear go)の
おもなスペックは次のとおり。
大きさ : 幅204 × 高さ62 × 奥行60mm
重さ : 790グラム
スピーカー : 35mm × 2
最大出力 : 24W(12W + 12W)
対応コーデック : SBC、AAC、LDAC
NFC : 対応
Wifi : 対応
DLNA : 対応
ハイレゾ : 対応
入力端子 : ステレオミニジャック、microUSB
連続再生時間 : 12時間(Bluetooth接続時)
「ハイレゾ」とか、Wifi、DLNAなど
ほかの製品では見かけないキーワードが出てきます。
それだけ多機能なのですが
それについては後述するとして、
まずは基本の音質についてです。
ずばり、
「めちゃいいよ!」
僕がBluetoothスピーカに興味をもったのは
友人にBose SoundLink mini iiを
見せてもらったからなんですが、
彼が「ソニー製もいいよ」と
言っていたので、チェックしていました。
そして、春に発売された
このSONY h.ear go『SRS-HG1』は
低音の迫力がありながら、
高音もクリアで、とてもきれいな音です。
下位モデルにあたるSRS-XB3と比べても、
はっきり違いがあります。
(あちらにはあちらのよさがあるんですけどね、それは後ほどで)
ソニーのスピーカーは
もともときれいな音を出すのものの
どこか優等生的というか、
迫力には少し欠ける印象なんですが
このh.ear goは、パワーも加わって
なんか、3割バッターが長打力もつけて
「器用な打者」から「スター選手」になったような
素晴らしさがあります。
これは、ソニー好きの友人は喜ぶだろうと思い、話してみました。
(といいながら彼がもっているのはBose SoundLink mini iiですが)
「人気のあった旧モデルSRS-X33を
そのまま進化させたような感じだったよ
重低音もズッシリくる」
「それはいいなあ。
値段もズッシリくるようになったのが残念だけど」
「まあね、それでもいろんなスピーカーを試聴したけど
試聴しているうちに聴きこんじゃったのは
ケンウッドのAS-BT77、JBL CHARGE2+、
それにこのSRS-HG1だったよ」
なかでも高級感があって
なおかつおしゃれな雰囲気があるのは
このSONY h.ear go『SRS-HG1』が一番でしょう。
価格は高くなりましたが、それに見合った価値はありそうです。
なお、具体的な値段はこちらをごらんください。
そのほかのメリットについて
「SONY h.ear goはDLNAに対応していて、
Wifi経由で対応機器の音楽を再生できる」
「??? どういうこと?」
「ネットワークオーディオをやっている人にとっては
WifiとかDLNAとかはググッとくる単語なんだよ。
もちろんよく分からなければ、
普通にBluetoothで接続すればいいわけだから、
知らなくても問題ないよ」
「なるほど」
「WifiとかDLNAについてくわしく話し出すと話がそれるけど、
ごく簡単に言えば、このSRS-HG1は
将来、もっといい音で、便利に音楽が聴ける機器を買ったとしても
ちゃんと対応してくれるということです。
まさに未来のスピーカーだね!」
「俺にとってはBluetoothでワイヤレスで音が鳴るだけで
じゅうぶん未来だけどね!」
「未来じゃない方法、つまり有線で接続する場合も
一般的なオーディオケーブルだけでなく
USBケーブルで接続することができる」
USB接続ははっきりと分かるくらい音がいいですし、
USBケーブルをつなぐだけでややこしい設定もいらないので
パソコンのスピーカーとして使う場合などに重宝します。
全体として、ソニー h.ear go『SRS-HG1』は
音をよりよく聴くための機能が充実しているといえます。
デジタルオーディオにくわしい人なら活用しがいがありそうです。
いっぽう、そんな頭の痛くなるような設定は面倒!
という場合もNFC対応でワンタッチ接続ができるので
初心者から上級者までカバーしているといえますね。
あとこのデザインがとても気に入りました。
僕はXperia Z3のデザインがとても好きで、
半分見た目だけで持っているのですが
このSONY h.ear go『SRS-HG1』も同様の洗練された印象があります。
この見た目だけでフラフラと買ってしまいそうになります。
欲をいえばXperia Z3のカッパーのような
落ち着いた色があれば最高でした。
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デメリットもあるにはありますよ!
「完璧なスピーカーなど存在しない。
完璧な絶望が存在しないようにね」
「さっき以上によく分からん。何言っているだ?」
「いやこれは村上春樹のパクリです。気にしないでください。
でもスピーカーは、ひとによって音は好みがあるから、
これが完璧! という製品が存在しないのは確かだよね?」
「それはそうだ」
「今回のSONY SRS-HG1は高音もきれいで低音も強いんだけど
僕としては気になった点はなくもない。
でもこれをいうと言いがかりつけているみたいになるんだな…」
「どういうことだ?」
「音がきれいすぎる」
「きれいな音がダメなんて、とんだ言いがかりだな!」
「だから言ったでしょ!
でもこれ分かってくれる人は多いと思うよ。
きれいすぎる音って、なんかつかれるんだよ」
「汚いのがいいの?」
「そういうわけじゃないけど、このh.ear goは
音がとてもいいのは間違いないけれど
ひとつひとつの音がクッキリ聴こえすぎて、なんか、
音楽マニアに解説されながら聴いているような感覚にもなるんだ」
「そんなもんかな」
「いやでもこれは、僕がやわらかい音が好きだからそう感じるだけです。
はっきりした音、派手な音が好きな人にはとてもいい」
「俺はガンガンとなるほうが好きだな」
「そう、だからこのh.ear go SRS-HG1はあなた向きのスピーカーといえるよ」
いわゆる「ドンシャリ」という
高音と低音が強調された派手な音が好きなら
この製品はすばらしいといえます。
ソニー SONY h.ear go SRS-HG1をAmazonでチェック
「あと、気をつける点として、すばらしいというのは
あくまでもモバイルスピーカーとしてのこと。
本格的な据え置きのオーディオと比較すると
もちろんそっちのほうがいいよ」
「なにを当たり前のことを。
誰だってわかるよ、それぐらい」
「いや当たり前なんだけど、これくらいのグレードの製品となると
ウッカリ本格オーディオと比較してしまいそうになるんだよ。
値段も安めのオーディオに近いくらいするしね」
まあ、音に関しては先ほど述べたように
好みの問題なので、これらは人によってはデメリットというよりは
メリットと感じる部分でもあります。
ただ、スペック上でのデメリットも一応あって、
・防水でない
という点には注意です。
あと下位モデルSRS-XB3と比較が
連続再生時間24時間、最大出力30Wなのに対し
SRS-HG1は12時間と24Wなので、
これらではおとることになります。
もっとも、これはSRS-XB3がすごすぎる
というかほとんどオーバースペックといってもいいくらいで
SRS-HG1もじゅうぶんすぎる数値ですね。
やはり一番のデメリットは
価格が高いということでしょう。
25000円~30000円近くするので
このカテゴリーで多い15000前後の予算で考えていると
この1点だけで候補から外れることになってしまいます。
Bose SoundLink mini iiとの比較
SONY h.ear go『SRS-HG1』とSRS-X55、
それにボーズのサウンドリンクミニ2との比較動画がありました。
ソニーのSRS-HG1のほうが音がはっきり聴こえる印象です。
また、「Extra Bass」ボタンがついていて
これをオンオフすることによって
低音のきき具合を変えることができるので
この点もいいですね。
対するBose SoundLink mini iiは
きめ細かな音を聴くというよりは
ダイナミックに音を体感するのに向いた感じですね。
価格はどちらも同等で、25000~30000円弱ぐらいです。
機能面ではソニーのほうが
ハイレゾ、Wifi、DLNA、USB接続対応、
Bluetooth対応コーデックでも有利です。
僕はソニーとボーズだと
ボーズの音のほうが好みなのですが
今回ばかりはSONY h.ear go『SRS-HG1』のほうが
おトクのように感じます。
まあもともとボウズは多機能性をウリにしているわけではないので
比較すること自体ナンセンスなのかもしれませんけどね。
「ややこしい機能などいらん!
むつかしく考えずに音楽を楽しみたいんだ!」
という場合はBose SoundLink mini iiのほうが
いいかもしれません。
なんだかんだいいながら
迫力ある低音のボーズサウンドはやはり魅力的ですからね。
まとめ
SONY h.ear go『SRS-HG1』は
価格こそ高めですが、そのぶん高品質で
音質、デザインともにすばらしいので
Wifi接続がしたいならもちろん、
Bluetoothだけで使う場合でもありでしょう。
・高いのはイヤ
・そもそもソニーの音が苦手
でないかぎり、間違いなさそうです。
価格については、発売直後より
少しさがってきています。
あとは好みの問題ですね。
以下の特徴が気になるようなら
各記事もごらんになってみてください。
ボーズサウンドのほうがよければこちら
Bose SoundLink mini iiについてくわしく
自然な音がよければこちら
JBL CHARGE2+もすばらしい!
同じソニーで低価格、防水ならこちら
SRS-XB3についてくわしく
ゆったりとした優しい音はこちら
DENON Envaya DSB-200は名機!
ほかの製品にも違ったメリットがありますので
比較してみるといいでしょう。
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タグ:スピーカー
この製品1年ほど前から使ってます。
大変気に入ってます。
本体を手で持っていると低音がドーン、ドーンと物凄い振動が伝わってきます(すごい磁石のスピーカーだな)
その辺にお金をかけて居るわけでこの性能は概観では解りません。
今まで使っていて一つ難なのは
せっかくの高価なスピーカーなのでTVのスピーカーとして使おうと思ったら電源が・・・・・・・・不便だった。
つまり、この製品、無音の状態だと一定の時間が経つと電源が切れる機能があるのだけど、usbで充電中でも働いてしまう仕様。
TVのswを入れるたびにこちらも入れなければならないのです。
めんどくさいので止めました。
(充電してるのだから常にONでもいいと思うけどな)
そういう使い方を想定してないのだから仕方ないか。
コメントありがとうございます。
SRS-HG1は本当に見た目から考えられない低音を出してくれますね。
最近はモバイルスピーカーも大型化の傾向がありますが、
このコンパクトサイズと音質を両立しているのは見事に感じます。
そういえばモバイルスピーカーは
あまりテレビでの使用を想定していないようですね。
小回りが利くのがメリットなので、
ちょっとテレビを見るときにも使えたら便利そうなのですが…。
情報ありがとうございます。
おいらも近所の量販店で型落ち展示品大値引きで出ていたsrs-hg1を買ってきたんだワン。アマゾンでももうこれは売ってなくてsrs-hg10しかでてないし…。
で、オートスタンバイをオフにするにはアプリMusic Centerの設定から電源オプションに入り設定できるんだワン。もちろんネットワーク接続(wi-fi接続)してなければだめなんだけどね。
試してみるといいんだワン!
新機種がでてかなり時間がたっているので、この機種は手に入りにくくなっていそうですね。
いっぽうで値引き価格で売っているのを見つけるとお得感がすごいですね。音質もいいですし、良い買い物をされたようでなによりです。
オートスタンバイをオフにする方法を教えていただきありがとうございます! このようなちょっとした使い勝手に関する情報はうれしいです。