Wi-Fi接続ができない原因としてありがちなこと

Wi-Fi(無線LAN)は便利なものですが、有線接続に比べて弱点も抱えています。


速度面もそうですが、突然接続できなくなるというトラブルがどうしても起こりがちです。

原因はさまざまで、設定ミスや機器の相性、機器のご機嫌など、調べることが多岐にわたる上に復旧するまで作業がストップするので、あまり多発するとWi-Fi自体使うのが億劫になりかねません。


もしWi-Fi接続そのもののやり方が分からない場合はこちらのページをご覧ください。
Wi-Fi接続のやり方

こちらの記事では、Wi-fiの接続はできているのに、なぜか通信ができない、やり方はあっているはずなのにつながらない、という場合に、ありそうな原因と対策を並べてみました。



急にインターネットができなくなった場合


突然インターネットができなくなった場合、ルーター側に原因がある場合が多いです。


・ルーターの電源と接続状況を確認する
まずはひと目で分かるところから調べると楽です。家族が間違えてコンセントを抜いた、ブレーカーが落ちた、モデムとルーターのLANケーブルが抜けた、モバイルルーターの場合は圏外になった、バッテリーが無くなった、など。


・ルーターのフリーズを疑う
見た目にはなんともなくても、しっかりフリーズしていることがあります。一度電源を落として再度入れなおしましょう。スマートフォンやタブレットのテザリング機能を使っている場合は一度オフにして再度オン、もしくは端末ごと再起動します。最近のルーターは安定動作してきていますが、たまにあります。

しょっちゅうフリーズする、ルーターが5年以上まえのものの場合などは、買いかえ時かもしれません。ルーターは高級品でもないかぎり数千円ほどなので、安定動作する新しいものにしたほうが故障やフリーズのストレスが減ってくれるでしょう。

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ルーターに原因がないようなら、接続している端末のほうも見てみます。


・端末の接続状況を確認する
端末のWi-Fiアイコンを見てみます。何故かは分かりませんが知らないうちにWi-Fiがオフになっていたり、勝手に違うルーターに接続しようとして失敗して通信できなくなっていることもあり得ます。ノートパソコンの場合、本体にWi-Fiスイッチがある機種もあるので確認してみてください。


・Wi-FI接続をやりなおす
ルーターとの接続を一旦切断して、再度接続してみます。スマートフォンやタブレットならWi-Fiを一度オフにして再度オンにします。オフにしてから少し待ってオンにしましょう。


・端末とルーターの距離は?
遠すぎるともちろん電波が届かなくなりますが、逆に近すぎても通信できなくなることがあります。数十センチ程度は離したほうがいいようです。


・ルーターに接続している端末の数を確認する
ルーターには同時に接続できる端末に限りがあります。機種によって5台までとか、8台までとか、さまざまで、それを超えると接続できなくなります。数年前ならあまりないケースでしょうが、最近はスマートフォンやタブレット、プリンターやハードディスク、それにマウスまで物によってはルーターに接続できるくらいなので、使用している無線機器が多い場合はこれも確認したほうがいいです。



それまでインターネットができたいたものが急にできなくなる場合、原因は大体このどれかだと思います。


端末、ルーター双方を再起動しても直らなければWi-Fi設定そのものをやり直してみてもよいですが、ネットワーク側の障害なども考えられますので、あまりカリカリせずに時間を置いて自然になおるのを待ってみたほうがいいかもしれません。

違う機器でルーターに接続する、同じ機器で違うルーターに接続するなどすると原因を特定しやすくなります。

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Wi-Fi接続そのものができない!


端末をルーターに接続する段階で失敗する場合は、つい自身の設定ミスを疑いたくなるかもしれません。しかしまずは上記の原因を確認してみましょう。案外シンプルな原因だったりします。それでも接続できない場合は、やはり設定の間違いが考えられます。


ありそうで簡単な順から…。


・ネットワークキーを間違えている
単純ですが、やってしまいがちです。単純な入力ミスの他に、全角で入力してしまっている、大文字と小文字を間違える、ネットワークキーではなくSSIDを間違えて入力してしまった等、慣れないといろいろやってしまいます。しかも画面では「●●●」としか表示されなかったりするので気づきにくいです。文字を表示させながら入力するか、一瞬文字が表示されてすぐに「●」になる場合はしっかり確認しながら入力してみてください。


・SSIDを間違えている
似たような名前の違うルーターを選択してしまっているかもしれません。また同じルーターでもSSIDが複数あって、長いSSIDの語尾が少しだけ違う、という場合もあります。機器によってはSSIDの前半部分しか表示されず、全く見分けがつかない場合もあるので、同じようなSSIDが複数ある場合は注意してください。


・セキュリティの規格が違う
現在のルーターは通常、暗号化方式に「WPA2」という規格が採用されています。もし端末側がWPA2に対応していなければ接続できません。かなり古いパソコンなどの場合はこのケースも考えられます。その場合ルーターの暗号化の規格を「WPA」や「WEP」などの以前の規格にすれば接続できますが、セキュリティ上よくないのでパソコン側に外付けのWPA2対応の無線機器を接続したほうがいいです。





また、あまりないとは思いますが、もしルーターの設定を初期状態から変えている場合は、これらのケースも考えられます。


・ルーターのSSIDステルス機能が有効になっている
SSIDステルスとは、ルーターのSSIDを外部から見えなくする機能です。これが有効になっている場合は端末側にSSIDが表示されないので、手動で入力するか、SSIDステルス機能を無効にする必要があります。


・ルーターにMACアドレス制限が設定されている
MACアドレス制限とは、特定の機器しか接続できないようにする機能です。ルーターにこれが設定されている場合は、接続する機器のMACアドレスをルーターに登録するか、MACアドレス制限を解除する必要があります。

ルーターの設定をなにもいじっていない場合はこれらのケースはないと思います。



ずらずらと原因を並べてみましたが、やはりルーターと端末の再起動でなおる場合が多いと思います。逆にそれでなおらない場合は復旧に時間が掛かることもあります。ノートパソコンに有線LANポートがついているなら、そういう時のためにLANケーブルを備えておくといいかもしれません。
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もしパソコンにLANポートがついていないなら、USBをLANに変換するアダプターを用意するのもいいでしょう。おすすめはUSBハブ機能のついているものです。LANポートのないパソコンはたいていUSBポートも少ないのですし、単にUSBハブとしてもつかえます。私が使っているのはこちらです。レビューしていますので、よろしければご覧になってみてください。
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