ダイナミックDNS(DDNS)

DNSはドメインとIPアドレス結びつけるシステムです。ウェブサイトにアクセスするには通常ドメイン(ウェブサイトのURL、ホームページアドレス)を使いますが、目的のウェブサイトにドメインでアクセス出来るのは、このDNSがドメインを元に、目的のウェブサイトのIPアドレスを教えてくれるからなのです。


DNSについて詳しくは前回のページをご覧ください。
DNSとは


さて、このDNSですが、ウェブサイトを見る時のように、アクセスする相手が一般的なサーバーだったらドメインでアクセス出来ますが、アクセス先が自分の家の場合はそのような訳にはいきません


自分の家にアクセスする、というのはウェブサイトを見たり、メールをしたりというような場合には関係のないことですが、例えば家のパソコンやNAS(ネットワーク対応ハードディスク)のファイルにアクセスする、家のパソコンをリモートコントロールする、といったことを外出先からやりたい場合は必要になってきます。やや上級な使い方ですね。ですがこのような使い方をする場合、ひとつ問題が出てきます。


それは一般的な家庭の回線には動的IPアドレスが使われていることです。外出先から家の機器にアクセスする場合、家の回線のIPアドレスが必要になるのですが、動的IPアドレスは割り当てられる番号が変わることがあります、外出中に家のIPアドレスが変わってしまうとIPアドレスが分からなくなるので家の機器にアクセスすることが出来ません。


これを解決するには動的IPアドレスではなく固定IPアドレスにすればよいのですが、固定IPアドレスはプロバイダに追加料金が発生するので、代わりにダイナミックDNSというものを使うことができます。


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ダイナミックDNS(DDNS)


ダイナミックには「動的な」という意味があるので「動的なDNS」、つまり動的IPアドレスに対応しているDNSです。


家の回線のIPアドレスを「□□□.0.0.0」とします。そしてこれにDNSによって「hatukari」というドメイン名を与えたとします。そして家を出ます。

家を出て、出先で家の機器にアクセスする場合、それがパソコンでもNASでも、まずは家のIPアドレスが必要になります。


この時、DNSサーバーには、IPアドレス「□□□.0.0.0」のドメインは「hatukari」と登録されています。しかし一般家庭の回線は通常、動的IPアドレスなので、アドレス番号が変わることがあります。家を出ている間にIPアドレス「□□□.0.0.0」が「△△△.0.0.0」に変わってしまっているかもしれません


IPアドレスが変わっていたとしても、DNSサーバーはそれを知りようがないので、「hatukari」でアクセスがあると、登録された情報であるIPアドレス「□□□.0.0.0」を返してしまうのです。しかしその時には既に家のIPアドレスは「△△△.0.0.0」になっているので、家の機器達にアクセスすることは出来ません。


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ダイナミックDNSは、IPアドレスが変わったら、その時点で新しいIPアドレスを登録してくれます。この場合、ドメイン名「hatukari」に新しいIPアドレス「△△△.0.0.0」を登録してくれます。


これには家に、IPアドレスが変わったことを検知してダイナミックDNSサーバーに知らせる機器が必要です。ルーターに自動通知機能があれば、ルーターを常時インターネットに接続していればいいでしょう。パソコンに専用のソフトウェアをインストールしてIPアドレスの変更を検知させる場合は、パソコンを常時接続させる必要があります。また、NASもこういった機能がある場合もあります。


例えばルーターに自動通知機能があったとします。そして家の回線のIPアドレスが「□□□.0.0.0」から「△△△.0.0.0」に変更された時、自動通知機能のあるルーターは、これを検知して、自動でダイナミックDNSサーバーに、ドメイン名「hatukari」のIPアドレスが「△△△.0.0.0」になりましたと知らせてくれるのです。


この場合だと外出先からドメイン名「hatukari」でアクセスすると、ダイナミックDNSサーバーには現在の家のIPアドレス「△△△.0.0.0」が登録されているので、無事に家にアクセス出来ます。


ダイナミックDNSを使う場合、ダイナミックDNSサービスを提供しているウェブサイトに登録することになります。料金は無料から月額数百円程度なので、プロバイダの固定IPアドレスサービスを使うより安くて済みます。ルーターを使ってIPアドレスをダイナミックDNSをサーバーに通知させる場合、対応しているダイナミックDNSサービスが決まっている場合があるので注意してください。


また、バッファローのNASであるLinkStationシリーズでは、「BuffaloNas.com」に自分のNASの名前(どんな名前でもよい)を登録しておけば、その名前で家のNASにアクセス出来るようになります、これも仕組みとしてはダイナミックDNSと同様のものといえます。


[次]ちょっと分かりにくいモデムとルーター、ハブ、それに回線終端装置(ONU)の役割について

DNSとは[前]

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